初心者必見!路上ライブのやり方完全版〜必要な機材・コツ全まとめ〜
こんにちは、ストリートミュージシャン&バンドマンのふれっどです。
路上ライブのやり方・必要なモノまとめ特集の第二回です!
今回は、路上ライブに必要な「モノ」についてです。
これを読めば路上ライブに持っていくモノが全部わかるようになってます。路上歴10年の俺が言うんだから、間違いない(長井秀和元気かなぁ)
第一回をまだ読んでない方は、こちらから。
路上ライブに必要なモノ
まずはざっと、細かいモノまで箇条書き。
・場所 (第一回で特集)
・楽器類
・アンプ
・マイク
・マイクスタンド
・ケーブル類
・スーツケース(キャリーバッグ)
・チラシ(フライヤー)、ポスター類
・CD、グッズ類
・気合い
挙げてみると、以外と沢山あるね。
ソロでやるなら、これらを全部一人で運搬しなきゃいけないから、中々大変です。
先に言っておきます。路上ライブは肉体労働です。泣きたい時も沢山あります。
何かしら目標を叶えたいと思うならなおさらです。
だけどそれ以上に、素晴らしい体験や経験もきっとあなたを待っています。
どうせやるなら覚悟決めて、最高にカッコイイ路上ミュージシャンを目指しましょう。
ではひとつずつ、見ていきましょう。
楽器
楽器はいつも使ってるモノでOKです。
ただし、アンプで音を出したい場合は、今使ってるギターがエレアコ仕様かどうか確認を。
ギターの場合、ストラップをかける、おしりの部分にギターのケーブルを差すジャック穴があればok。
自分のギターがエレアコじゃない場合は、エレアコに改造するか、新たにギターを買った方が絶対いいです。
あなたの歌いたい場所が人通りのある場所なら、アコギの生音はほとんど聴こえないでしょうから。
すぐにでも路上ライブを始めたい方は、新たにギターを買うより、今持ってるものをエレアコに改造しちゃいましょう。
のちのち、ライブハウスやイベントで演奏することになったとき、エレアコでないアコギは使い勝手が悪いです。
まれにプロの方でもギターにマイクを立てて演奏する方がいますが(竹原ピストルさんなど)、あれは熟練のプロだから出来る超絶技です。
声の聴こえ方を口とマイクの距離で調節するのに連動して、ギターでも同じ事をしています。正直言ってクソ難しい神業です。
さらに路上では風も雑音もあり、動きも制限されるので、そもそも不向きです。
おとなしくピックアップを用意しましょう。
アコースティックギター用ピックアップで悩んでる方、こちらの記事をぜひ。
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アンプ
現在のアコギでの路上ライブのスタイルは、充電式または電池式の小型アンプを使って演奏することがほとんどです。
その中でも定番なのは電池式です。
充電バッテリー式の「CRATE TAXI」というアンプもありますが、現在は生産終了しています。また、故障しやすい・バッテリーが切れると交換が面倒など、あんまり使い勝手がよくないです。
今一番使われてる、路上ライブ向けアンプ
アコギ・キーボード・そしてオケを流して歌うソロボーカルの方も、自分が見る限り、現状ではこのアンプが一番多く使われています。
ふれっどもずっとこれを使ってます。
Roland製品は壊れにくくて良いですわー。
マイク入力、楽器入力のほか、オグジュアリ端子もあるから、iPodなどを繋いでオケを流すことも出来るので、楽器を演奏しないボーカリストの方もいけますな。
単三電池6本で動くので、電池を買い溜めするか、充電式の電池を買っておけばいつでも演奏できます。
リバーブ・ディレイなどのエフェクトもついてます。
現状では、ほぼこれ一択という感じ。
悪い点としては、ライブ中に電池切れを起こす可能性があるので注意が必要なことくらいかなぁ。
雑踏の中では出力不足に感じられる時がありましたが、最近パワーアップしたEXというモデルが出ました。さすがローランド。
ちょっと値が張るけど、大きい音を出したい方はそちらでいきましょう!
通常サイズ
パワーアップしたEXバージョン
マイク 、マイクスタンド
お次はマイクです。2機種を紹介します。
すでにお気に入りを持ってるよ、という方は読み飛ばしてOKです。
もうバンドや音楽活動をしてる方は絶対知ってるであろう世界標準のダイナミックマイク、SHURE SM58 通称ゴッパ。
最初の一本はこれで間違いないです。
このマイクは最高です。
なんたって壊れにくい、太くてパワフルな音、そして安い(1万円前後)。
世界中のライブハウスやホールでアーティストがコレを使うのには理由があるのでしょう。
女性ボーカルや、こもり声の人、声の高い人にはAUDIXがおすすめです。
上のSM58よりも高音がスコーンと綺麗に出ます。対して低音は若干抑えめです。
その代わり、超単一指向性なのでマイキング(マイクの向き、距離)にシビアに反応しますので、扱いが少し難しいです。
マイキング込みで繊細に歌を表現したい方にはこっちがおすすめです。
マイクスポンジ
マイク本体の他に、路上ライブという環境上あると便利なモノを紹介します。
マイクのグリル(口をつける部分ね)に被せて使うマイクスポンジです。
タモリさんがいいともで持ってるマイクについてるアレです。
なんでコレが必要かというと、路上ライブで風が強い日だと、マイクが風の音を拾っちゃって、アンプから「ゴーゴー、ぼわー」って鳴っちゃうんです。
あれ、聴いてる側は以外と気になるんですよねー。。結構気が散る。
それなのに、路上ライブを見てると、使ってる人が本当に少ない。
せっかく良い歌なのにもったいないって思うこと、よくあります。
経験上、路上で歌うなら使っといた方が絶対いいです。
こいつはSM58にもAUDIXにもピッタリはまって、風の音はかなり軽減されますよ。150円てクソ安いなおい。サウンドハウスさすがです。
マイクスタンド
マイクスタンドも忘れずに。
おすすめはライブハウスなどで多く使われてるK&Mが頑丈で、塗装が剥がれてボロボロになっても中々壊れないです。
でもK&Mは1本5000円くらいと、ちょい高いので…とりあえず一番安いの探しますか。
…と探してみたら、1500円のがありました笑
クラシックプロ安すぎだろ!しかもレビューも悪くないっていうね。。
いざ路上ライブしようと持って行って壊れたら、マジ大変なので(経験者) 家に2、3本置いとくといいですよ。自宅レコーディングでも使えるし。
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ケーブル(シールド)類
ケーブル類は2本必要ですね。ギター用と、マイク用。
ギターのケーブルにはアコースティック専用のカミナリケーブル、マイク用はベルデンあたりが定番です。どちらも、いろいろ使ってきて一番ノイズが少ないかなと思います。
ギターのケーブル(シールド)を買う時の注意点です。
ジャック(差し込み部分)が、片方がストレート(まっすぐ)でもう片方がL字になってるものを買いましょう。
ギターのおしりに差し込む方をL字にしないと、ケーブルが曲がった状態で演奏することになるので傷みやすいです。アンプ側はストレートで問題ないですよ。
それと、ギターケーブルの長さは3mか5mのモノを選びましょう。
歌いながら、体もよく動かすよ!という方は余裕を持って5mにしましょう。
マイクケーブルは、特に理由がなければ3mのモノで大丈夫だと思います。
ケーブルは自分の音を決める大事な要素です。
ケーブルについてさらに詳しく知りたい方は、サウンドハウスのケーブル購入ガイドを見ながら探してみるといいかもしれません。
さて!
路上ライブに必要なモノ、あると便利なモノをずらっと紹介しました。
もちろん、僕がオススメするモノがすべてじゃないです。
これから路上に限らず様々な場所でライブを重ねていく上で、自分に一番合うモノを見つけてもらえればと思います。
アレコレ考えながら機材を見てる時間って本当に楽しいです。その分、我慢するのも大変ですけどね。笑
初心者向け路上ライブ講座、次回はポスター・フライヤー(チラシ)の作り方について考えたいと思います。
路上ライブには様々な人との出会いがあります。それらを少しでも逃さないために、チラシやポスター類は必須ですよ。
今回は以上です!
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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