まだバイトしながらライブハウスに搾取されてる?高いノルマを払い続ける養分に言いたい。
※今回の記事は主に「バンドやユニットでライブハウスに出て、毎回バカ高いチケットノルマを支払い続けている人」へ向けて書いています。人によっては気分が悪くなる可能性がございますのでご注意ください。
※本気で音楽でどうにかなりたい人、人にこき使われて生き続けるのが嫌な人だけ読んでください。それ以外は帰って下さい。
※俺は趣味でやってるから別にお金がかかってもいいんだ〜という人は読まなくていいです。どうぞこれからもライブハウスの売り上げに貢献してください。
僕は今路上ライブとカフェ・バーライブを中心に、音楽で生活してます。
ワンマンライブの時とか、時々ライブハウスでもやってるけどね。
バイトしてた頃の給料は月15万ぐらい。地方なのでこんなもんでしたが、今はそれと同じか月によってはそれ以上稼いでます。
今、バンド時代を振り返ると、どうしてもっと早くこうしなかったんだろう?と思うことがたくさんあります。
目次
- ライブハウスに搾取されるのはもう止めろ
- ライブハウスにとってのお客様は誰?
- チケットノルマも捌けないならライブすんな
- ライブハウスという業態は時代遅れの産廃である
- ライブハウスに騙され続けない方法
- 最後に
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ライブハウスに搾取されるのはもう止めろ
ぼくのバンド活動はこんな感じ。
ライブハウスのチケットノルマにライブの度に苦しめられ、店が勝手に決めた誰も望まない対バンを1日に5つも6つも詰め込んで、演奏時間はたった30分。出演者のドリンクも有料。
ライブが終われば会場で打ち上げ、やっすい冷凍食品と事務所の汚い油で揚げたゴミ食わせて2000円、それもハコの利益。清算では「今日良かったよー、もっとこうした方がいいな〜、じゃあ次いつにする?ノルマ2000円の15枚で、16枚目から50%バックなんだけど〜」っていい加減にしろヴォケ。
活動しながら、だんだんおかしいな?って思い始めて、積極的に出るのはやめたよ。
そもそもライブハウスにとっては、出演バンドもお客様なんだよね。
これに気づいてない若者、おっさんが多すぎる。
いいか、こっちは「出演してやってる」んだよ?
グズなライブハウスが一切やらない「集客」を代わりにしてあげてるんだよ?
集客をしない、いらっしゃいませを言わない、そんな店舗営業なんてこの世にライブハウス以外無いと思うですが。
その時点でライブハウスなんてクソ&クソ。今すぐ考え方を変えよう。
ライブハウスにとってのお客様は誰?
はい、これがライブハウスの構図です。
・バンドのお客=連れてきた入場者
・ライブハウスのお客=バンドと連れてきた入場者
多くのライブハウスは、バンドからも一定数のチケット売り上げを横取りし、さらに、その客からもバカ高いドリンク代を強制徴収する鬼なのです。
これ、誰が一番損してる?
バンドじゃねえか。あなたじゃねえか。
こっちが必死こいて集客したお客さんの売り上げを、なんでノルマとかいうクソ名目で取り上げられなくちゃならんのだろう?
あなたを観に来てくれたお客さんも、辛い想いをしてます。
ドリンク代の名目でほぼ氷のオレンジジュースを出して500円を強制徴収。
お目当のあなたのライブは30分間しか見れず、その他の時間は空気の悪い、汚い空間で立ちっぱなしで、数時間も興味の無い対バンの音楽を強制的に爆音で聴かせられる地獄。
バンドから奪い取ったチケット売り上げや、バカ高いドリンク代以外で、集客アップまたは客単価を上げる方法をなぜ模索しないんだろう?
ライブハウスに騙され続けるの、もうやめませんか?
チケットノルマも捌けないならライブすんな
言っておくけど、ぼくはライブハウスに出てた頃は毎回チケットノルマ達成してましたよ。ツアー別にしてだいたい月3~5本くらいかな。ほぼ毎回バックマージンをもらって帰ってた。その金が勿体無いから打ち上げにも出なかった。その代わりメンバーで飲みに言って反省会してた。
全然売れてなかったけど、それぐらいの意識がライブをする上での最低基準だと思うから、必死でやったよ。
話逸れるけど、集客のためにこっちから友達やバイト先の人にに連絡して誘ったりはほとんどしなかった。良い曲書いて、一生懸命良いライブしようとしてただけ。
告知をしなくていいってことじゃないよ。こっちからへりくだってダサい個人営業するのは、バンドの価値を自分から下げてるだけで無駄だってことだよ。
15人とか20人とかそんなレベルの集客もない奴はライブなんかすんなよ無駄だから。
始めたばかりの頃は仕方ない。誰もあなたの音楽を知らないんだから。
まあ今は場所借りなくたってネットでいくらでもプロモーションできるけど、ライブ慣れというのは、実際にライブをすることでしか身につかないからね。
話を戻す。
何ヶ月か、もしくは何年か頑張って活動してて、それでも15人20人すら呼べなくて、ちゃんとギャラを持って帰れないのなら、そのバンドは良くない・つまらないってことだから、わざわざ高いお金払って30分も発表会させてもらう必要なんか無いよ。
聴かせられる立場にもなってくれ。30分立ちっぱなしで強制的に下手くそな演奏聴かせられるとか拷問でしかないから。
まあ、そういう自己満オナニーゴミバンドが山ほどいるおかげで、日本の「ライブハウス」っていうクソなビジネスモデルが30年以上も存続しちゃってんだよ。
ありがとうゴミバンドの皆様。
とっとと山に帰って猿と一緒に奇声あげててくださいよ。
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ライブハウスという業態は時代遅れの産廃である
キャバクラ嬢や美容師が、仕事を貰うために自分の店にお金払ってますか?
従業員なんだからそんなわけないだろって?
あー、あなたは読解力が無い残念な人のようなので今すぐ画面閉じて風呂入って暖かくして寝てくださいね。
だからさ、日本で何かしらのサービスを提供する業種の中で、労働者が職場に金払う仕事がありますか?
「集客」という、経営において最も基本で重要な部分を他人任せにする企業が他にありますか?
日本にある多くのライブハウスは、そういう場所。
テキトーにバンド詰め込んで、見づらいホームページ更新して、ツイッターでバンドや客の悪口言って、打ち上げで偉そうにしてるだけ。なんならそれがロックだと勘違いしてるからね。ほんとゴミだよ。
そんな、80年代ころに考え出されたシステムを、思考停止して今も続けてる化石みたいな業態ですよ。実際、2010年代になってからライブハウスは激減してるみたいですね。良かった良かった。
「ビッグになるにはまずライブハウスに出るんだ!」と、デカイ面で今も営業してますが、夢がない業態の中で夢が叶うわけないじゃんと思うんですが。
ライブハウスに騙され続けない方法
とはいえ、すべてのライブハウスが思考停止してズルズルとバンドを騙してるわけではないはず。
あなたの街にも、未来を見据えて一緒に戦ってくれる場所があるかもしれない。
そういう場所を見つける方法を教えよう。
※これはあなたのバンドやユニットが、それなりの(一般的なチケットノルマを達成できるくらい)の集客がある前提です。つまり、一般的なライブハウスのチケット価格である2000円〜3000円出しても良いと客に思わせるくらい、いい音楽を鳴らしてる前提です。そこにすら達していない場合は、以下の方法はまだ早いです。いかついブッキングの人にぶん殴られるだけなのでやめといて、ライブするお金を練習や音楽を購入したり楽曲制作に使いましょう。
いいライブハウスを見つける方法。
それは、交渉することです。
このお店に俺たちは貢献できてるな、とか、このお店でこれからもやっていきたいな、と思ったら、金額の交渉をしよう。
「次から、ノルマ無しにしてキックバックにしてもらえませんか?そしたら、今よりライブ本数増やせるんですけど」と。キックバックとは、チケット売り上げをパーセンテージでこちらに返してもらうことね。
そのお店があなたの音楽や活動、そして何より集客などの実績に信頼を寄せているなら、
これからも出て欲しい、大きくなって欲しいと思っているなら、交渉に応じてくれるはず。
そこで突っぱねられたら、もうそのお店はガン無視してください。
ブッキングの電話がきたら、「ノルマありのイベントには出ないことにしたんです」とはっきり言いましょう。
そんな店は出るだけ無駄ですから、あなたの価値をわかってくれる場所を探しましょう。
最後に
今回は「路上ライブ・弾き語り系ブログ」と言っておきながら、バンド向けの記事になってしまいました。
でも、音楽活動をしていく上でライブハウスという場所はこれから先も切っても切り離せないものであり続けると思います。
アイドルも、弾き語りの人も、ダンサーも、イベントを組むときはライブハウスを利用するしかない現状があったりします。
その上で、いかに自分が損をしないように活動していくかが勝負の分かれ目です。
僕のように、ライブハウスメインの活動から、路上・カフェライブに比重をシフトすることで、お金の面でバランスが取れるようになったり、新しいお客さんに見つけてもらうことができたりする可能性があると思います。
もしこれを読んでるバンドマンの人で、路上ライブやカフェでのアコースティックライブをしたことが無い人がいたら、ぜひ挑戦してみてほしいです。
路上ではデカイアンプで爆音は出せないし、派手な照明もありませんが、チケットノルマやしがらみにも縛られず、自由に音楽を共有することができるはずです。
〜追記〜
最近は資金確保にこっちに力入れてます。
TopBuzzVideo。動画投稿アプリです。YouTubeと違って1再生でも収益が出るのがいいです。