まだライブハウスに搾取されてるの?

食えないバンド・音楽活動とはオサラバ。路上ライブ・カフェライブをメインに音楽で稼ぐ方法を考察。音楽活動をしながら出来る副収入も紹介。


なんで今さらライブハウスでライブするの?

あなたは今日も仕事です。

上司やクライアントからのプレッシャーに耐えて今日もようやく終えました。

 

今夜は自分の好きなバンドのライブがあるから、ライブハウスへ行こう。

好きな音楽を浴びて癒されたいな〜♪るんるん

 

「 お、ここか」

入り口ガチャリ

 

受付「あ、予約っスカ?」

俺「・・はい、○○で予約しました」

受付 「お名前いいスカ?」

俺「ふれっどです(確か前売2500円だったな)」

受付「ドリンク代あわせて3000円でぇす」

俺「あぁ・・そうだった(溜息)」

 

 

俺「ドリンクカウンターここか」

ド「チケットいいすか〜?」

俺「はいよ」ピラ

ド(無言で俺を見つめる)

俺「は、ハイボールで」

ド「・・・(ドリンクつくる)」

ド「どぞー」

俺「色うっす」

 

「さて、中はいるか・・」

 

ボロボロの防音扉ガチャ

 

?「お前ら、盛り上がってっかー!かかってこーい!!」 

 

 

プリン頭のブサイクなボーカルが返しモニターと柵に足を乗せて

10数名の客を煽っている、

ワンオクの上澄みをすくって実家のカルピスくらい薄めたようなバンドがいた

 

 

 プ「ネクストソン〜グ!💢🌀◯(デスボ、タイトル聞き取れない)」

 

どーん!!ギュイーン!!

(メンバー一同ドヤ顔) 

 

 

俺「うわ〜うるせえ・・・誰だよお前ら」

 

 

プ「オラァ全員手ぇ挙げろー!!」

俺「嫌だわ知らんし」

 

 

〜以下騒音〜

 

 

俺「あー耳いてえ、俺の聴きたいバンドまだなの?

出演順どこに書いてる?表の看板とも違うし、座って休む場所もないし。。

ええ〜・・・疲れてるのにこんなの聴きたい気分じゃないよ〜」

 

 

2時間後

「はぁ、はぁ、ようやく次が俺の目当てのバンドか」

 

30分後

ボーカル「じゃあ最後の曲です」

 

「もう終わりかよ!

3000円払って聴けたの5曲かよ〜

まあ仕方ないか、持ち時間あるもんな〜

ライブは楽しかったけど、その前のバンドの演奏でクタクタだし

耳も痛いな〜。はぁ・・・」

 

 

プ「アンケートお願いします!(ドヤ)」

俺「タヒね」 

 

 

 

つい最近の出来事。

 

 

 

ども、ふれっどです。

「なんで今さら路上ライブなんかするの?」というエントリーを見つけました。

2年前に書かれた記事ですが、面白かったです。

 

 

ひたすら路上ライブを叩きまくっているこの記事。笑

自分含め全路上アーティストの存在意義を真っ向から否定するこの記事に僕は笑いました。

反論というわけではないが、自分がこの記事を読んで感じたことを書こうと思います。

 

あらかじめ、上のブログの方の関係するお店や、特定のライブハウスを叩く目的はありません。

 

 

 

さて、もちろん、上に書いていることにも一理あると思う。

路上ライブをする人の中には上手な人もいれば「もっと家で練習してから来いよ下手くそ」と思う人もいる。

大きな目標を掲げて精力的に活動をしている人もいれば、自己満足の延長でしかないような人もいる。

 

だけど、それがなんだ?

通行人はお客じゃない。

彼らは誰にも雇われていない、ギャラをもらっていない=仕事の責任はない。

自由にやっているだけで、怒られたら止める。

 

 

上の記事ではライブハウスでやれという方向へ話を持って行ってるけど、

そもそも僕はそのライブハウスに嫌気がさして路上へ出たのだ。

 

 

敢えて今さら日本の「らいぶはうす」というシステムの異常さについて書くのも気がひけるけど、少しだけ羅列する。

あくまで客側の目線だと、こんな感じだ。

 

 

 

「ライブハウスのココが嫌だ!」

クソ高いうえにほとんど氷で美味くないドリンク、スタッフの横柄な態度やガラの悪さ(接客業という意識なし)、目当てのミュージシャンを30分聴くために聴きたくない音楽を数時間強制的に聴かされる苦痛、下水の臭い、トイレの汚さ、そこらじゅうに貼られたステッカーの汚さ、近隣への騒音、なんか知らんが付き合わされる知らないバンドの内輪ノリ、耳に障害が残りそうな爆音、立ちっぱなしで疲れるレイアウト…

 

 

ざっとこれくらいでしょうか。

 

 

 

これ誰が得するの?

出演者、お客様、近隣住民。

 

店以外の全員が損するシステム、それが「らいぶはうす」ですよ。

 

 

10年以上バンド続けて自分が見たライブハウスの真実はこうだ。

 

「ミュージシャンにチケットノルマを課して売り上げ確保して、あとは好きにやってくださいね。ウチは集客しませんから頑張ってお客さん集めてね。あ、サイトとふりーぺーぱーには載せとくね。あとは頑張ってね、結果がどうあれノルマ3万もらうけど」

 

「チケット15枚以上売れたら半分返してあげるよ」

 

「バイトもバンドマンだから接客態度が悪いのも、ガラが悪いのも仕方ないから許してね、これがウチの店のやり方だから。」

 

 

あのー。

 

昭和時代に出来た化石みたいなシステムをいつまで引きずってるのですか。

 

先に言っておくと、自分が5年間やってたバンドではほとんど毎回そのノルマをクリアしてましたよ。ワンマンライブも満員にしましたよ。

だけど、返ってくるのはスズメの涙。一向に食えやしない。

 

もちろん当時の実力や計画性の足りなさもあると思う。

だけど、ほとんどのバンドやシンガーが当時の自分のように上手くいかない状況にあって、必死になんとかしようとしてる中、ライブハウスはその貧乏人からさらに搾り取るだけなんですよ。全ての店がそうではないですが。

 

 

「対バン」というシステムもそう。

何で見たくないもんにお金払う必要あるの?

たまに知らない興味もないボーカルが対バンライブで「オラお前ら手拍子しろ〜!」とか言って強制してくるけど、俺あんたの音楽に興味ねえから。

まあこれはバンドの問題だけど、こいつらをブッキングしたのは店でしょ。

 

路上ライブならお金払ってないので、興味なければ帰ればいいだけなのにな〜。

自分なら1バンド1000円・全部みるなら3500円とかにするのにな〜。

 

そんな事を考えてイライラしつつ、

居酒屋ならサービス100円で出しそうなうっすいハイボールをちびちび飲んで耐える。

(生ビールはサーバー汚れててマズイこと多々なので)

 

 

100人キャパのハコなのに、トイレは1つか2つしかなかったり。

設計した奴出てこい、数日間そこでライブ観てみろよ膀胱炎なるわ。

 

 

そんで、やっと見たいバンドが始まったと思えば、30〜40分で終わり。

ひどい時は25分とか。

 

 

はい、これで3000円。

 

 

はぁ?

 

 

もうね、うんざりなんですよライブハウス様には。

上記のブログでは、「路上ライブは下手くそが騒音垂れ流して迷惑、ライブハウスという閉じられた空間でやれ」みたいな意見なんですが。

 

 

いやいや、路上ライブこそ好みじゃなければすぐに離れればいいだけだし、

そもそもお金払ってないんだから損することもないでしょ?

なんでそんなに目くじら立てるの?

自分の機嫌や音楽的な嗜好以外に説明できるのかしら。

 

 

そもそも、ライブハウスにもゴミみたいなバンドいっぱい出してるじゃん。

いやオーディションで落とせよ。あ、オーディションは今もう殆どしてないか。バンド不足だもんな。

 

とにかく店側こそ、「この日のイベントはこのバンドの組み合わせ・数・持ち時間でお客が満足するか、楽しめるか」とお客様のことを考えず、チケットノルマという利益優先で詰め込んでるでしょ。

 

高いお金払って興味のない演奏を臭い地下室で数時間強制的に聴かせられるのと

道すがらたまたま出くわした、まだ下手な歌を歌う子からちょっと避けて帰るのとどっちが簡単だろうか?

 

 

あ、該当ブログが「路上ライブ」を一緒くたに書いていたので

僕も「ライブハウス」を一緒くたに書いていますよ。

 

 

 

 

さて、路上ライブが「今さら」だと言われている。

こちらからすると

ライブハウスっていうシステムこそ「今さら」って感じだ

 

 

ライブハウスと路上ライブ、

そもそも比べるものではないかもしれないけど、この際無理やり比べてみる。

 

 

・騒音垂れ流して迷惑→嫌なら避ければいいだけ。クレーム入れば止めている

 

・下手くそが愛の歌を歌っていて気持ち悪い→そもそも路上ライブの通行人はお客ではないから通行人は無関係、聴かなければいいだけ、あとライブハウスにも山ほどいる

 

・音楽が好みじゃないので不快→お金払って強制的に聴かせられてないだけマシ

 

・こっちは疲れてるのに云々→ハコも同じだ弾き語りとうるさいバンドを混ぜるな疲れる

 

・スペース占有したり客が路上にたむろして迷惑・邪魔=ライブハウスの周辺も一緒

 

 

はい、上記の事からわかるように

路上ライブは

少なくともライブハウスのように

お客側がお金を払った上で

様々な苦痛を受けることはない。

 

 

 

2500円〜3000円って、結構豪華な晩飯食えるくらいの金額じゃないですか。 

下手したら1回飲みにいける。

 

 

その金額と現状のサービスが本当に釣り合っているのか、考えて欲しい。

お客様の満足度はどうだろう。

出演者の選び方、スタッフの対応、店内の環境含めて。

 

 

立派な接客もクレンリネスも消防法への対応も近隣への騒音対策もできないのなら、

自由を求める路上ミュージシャンに個人的な好みや気分で短絡的な文句を言わないで欲しい。

あまりにかわいそうだ。

 

 

僕はこれからも路上ミュージシャンの味方でいたい。

 

 

夢を追う若者から搾り取り続ける、すべてのライブハウスの方、聞いてほしい。

その時代遅れのシステムを一新しなければ、あなた方の時代は終わりだ。

ライブハウスには、これからも路上シンガーの憧れの場所であり続けてほしい。

そこが決して、夢を追う者を食い物にするだけの

汚れた地下室には成り下がらないで欲しい。

ライブハウスに育てられた者の一人としてそう願う。

 

 

…まずはビールのサーバーと定期的なトイレ掃除から始めてはいかがでしょう?

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※本気で音楽でどうにかなりたい人、人にこき使われて生き続けるのが嫌な人だけ読んでください。それ以外は帰って下さい。

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