音楽で食いたいならバイトなんかやめちゃえ!
どうも、ふれっどです。
さて今日は、バイトしながらバンドや音楽活動をしてる方に向けてのぼくの考えです。
ミュージシャンならバイトは辞めて、ライブで稼ごうよ。という話です。
まず、バンドだとスタジオ代がかかったり一人当たりの売り上げバックが安かったりと大変なので、バイトが必要なのもわかります。
一人またはユニットで活動をしていて、バイトしながら何年も続けてる人を、僕は「本気じゃない人なんだろうな〜」と判断せざるをえません。
なぜなら、そういう人は経験上、今の生活に満足して向上心を失っている人がほとんどだからです。
・「アーティストである自分」に満足してる
・夢に向かって頑張っている(と世間から見られていると思い込んでいる)自分に酔っている
・バイトでそこそこ稼いで生活もできちゃってるし、毎日楽しく暮らせてる現状を変えるのが面倒
・そうやってるうちにそこそこ年も食っちゃって、後輩からペコペコされて偉くなったと勘違いしてる最悪な状態に気づかない
・・・と感じで、だいたいのフリーターミュージシャンはもう向上心がない場合が多いです。(もちろん、すべての人がそうではありませんが)
ひとつはっきり言えるのは、 ミュージシャンは他の人気商売よりもお金を稼ぎやすい部類だということです。
例えば駆け出しの劇団員やお笑い芸人は、一人(コンビ)だけで仕事することはできません。なぜなら単独で演じさせてくれる舞台がないからです。仕事をもらわないとお金は稼げません。
加えて仕事があったとしても、ほとんどが多数の出演者と共に出る舞台公演やライブです、ギャラも無いか安いかです。出演料を取られる場合もありますね。これはライブハウスでの対バンライブをイメージしてくれれば分かりやすいかと思います。
さらにチケットノルマがあり、他人とのスケジューリングもあり・・大変だと思います。
対して、ぼくたちのようなソロミュージシャンはどうでしょう?
自分で時間を作って路上ライブやカフェライブができれば、やる気次第でいつでもお金を稼げます。カフェで漫才、ストリート演劇は世間に浸透していないけど(なぜやらないんだろう)、ストリートライブは十分日本に浸透しています。
そこにチャンスがあります。
例として、ぼくのライブ1本の稼ぎを、少し具体的に書いてみます。
会場にもよりますが、少ない時で数千円、多い時で10万円前後です。
めちゃくちゃ幅が広いけど、サラリーマンじゃないので仕方ないです。
路上ライブで10万円はさすがに難しいですが、入場料をいただけるカフェやバーでのライブなら、一晩で十分可能性があります。
内訳は、入場料金2500円×集客40名=9万円(−場合により会場使用料)
ここに物販の売り上げが加わります。これを月に数本〜十数本やっています。
ライブハウスを借りてこれくらいの集客だとほぼ赤字ですが、無理の無いキャパ、条件で使わせてくれる会場を見つけることができれば、あなたにも必ず出来ると思います。
「ライブバー ◯◯(あなたの暮らす街)」で検索すれば、たくさん候補は見つかるはずです。
じゃあ路上ライブなんてやらなくていいじゃん、と思った人もいるでしょう。
そうではありません。
上記で見つけた会場のライブチケットを持って、路上ライブでプロモーションしてください。気に入ってくれた人が、応援したい!と思ってくれれば、チケットを買ってもらえます。
路上ライブはプロモーションの場所として最高です。
ついでにCDも買ってもらえるし、投げ銭をいただける可能性だってあります。
今これを読んでいるソロ・ユニットで活動するミュージシャンの人は、バイトに頼る暮らしから卒業して、稼げるライブを自ら組み、仕事としてやっていくべきだと僕は思います。
・・・と、お金のことばかり書いてますが、もちろん良い音楽を奏でなければ、結果はついてきませんよ。
それから、バイトを辞めることで他にもメリットが生まれます。
一つは「自信がつく」ことです。
自分はミュージシャンなんだ、と胸を張って言うことができます。
役所で職業欄を書く時に、「音楽家」と書けます。
ついでに職質の時も言えます。笑
周りから見れば大したことではありませんが、少なくとも、自分で自分を盛り立てていける大きな力になります。
二つめは「責任が生まれる」ということです。
音楽以外の稼ぎ口がないので、当然、音楽をしないとお金が無くなります。
人間、追い込まれれば、なんとかしなきゃと嫌でも行動するもんです。
「今月ヤバいからもっとライブしなくちゃ」と、「バイト増やさなきゃ」では、どちらがあなたや、あなたのファンにとって幸せなことですか?
バイトをしてる分だけ時間を失い、目標からは遠ざかります。時間は有限です。
そういう風に、根本的な考え方を変えていくことで、目標に初めて近づくことが出来るとぼくは思います。
大切なのは、音楽を「夢」ではなく「仕事」なんだと考えることです。
あなたはお金を稼ぐ手段として好きな音楽を「仕事」にしたいんでしょ?
今すぐすればいーじゃん!
会話の中で、「今日仕事なんだよね〜」と、バイトのことを言い始めたら、いよいよ終わりです。
そうなってしまう前に、音楽を仕事にするんだ!と腹を決めて行動しましょう。
今回は以上です。
最後まで読んでくれてありがとうございました。